「自分のタイプって、日本ではどれくらい珍しいんだろう」と気になったことはありませんか。
先に結論
- 16Personalities の日本回答者 79,290人 のうち、最も多いのは INFP(16.44%)=約6人に1人
- 最も少ないのは ENTJ(2.57%)=約39人に1人
- 「最も珍しい」とよく言われる INFJ は5位(6.79%)で、このデータでは少数派ではありません
日本のMBTI割合ランキング【79,290人】
| 順位 | タイプ | 名称 | 割合 | 何人に1人 |
|---|
| 1 | INFP | 仲介者 | 16.44% | 6人に1人 |
| 2 | ENFP | 運動家 | 13.78% | 7人に1人 |
| 3 | INTP | 論理学者 | 7.19% | 14人に1人 |
| 4 | ISFJ | 擁護者 | 6.82% | 15人に1人 |
| 5 | INFJ | 提唱者 | 6.79% | 15人に1人 |
| 6 | ESFJ | 領事 | 6.75% | 15人に1人 |
| 7 | ISFP | 冒険家 | 6.74% | 15人に1人 |
| 8 | ESFP | エンターテイナー | 6.02% | 17人に1人 |
| 9 | ENFJ | 主人公 | 5.59% | 18人に1人 |
| 10 | ENTP | 討論者 | 5.19% | 19人に1人 |
| 11 | INTJ | 建築家 | 3.70% | 27人に1人 |
| 12 | ISTJ | 管理者 | 3.57% | 28人に1人 |
| 13 | ESTJ | 幹部 | 3.39% | 30人に1人 |
| 14 | ISTP | 巨匠 | 2.87% | 35人に1人 |
| 15 | ESTP | 起業家 | 2.62% | 38人に1人 |
| 16 | ENTJ | 指揮官 | 2.57% | 39人に1人 |
出典:16Personalities「Japan Personality Profile」(日本回答者 79,290人、A/T合算)。これは日本人全体の人口比ではなく、このサイトで診断を受けた人たちの構成です。
1位の INFP と16位の ENTJ では6倍以上の差があります。30人のクラスなら、INFPは5人前後、ENTJは1人いるかどうかという計算になります。
各タイプの位置づけ
1位 INFP(仲介者)|16.44%
このデータでは圧倒的多数派です。「自分は少数派だと思っていた」という反応をよく見るタイプですが、少なくともオンラインで診断を受ける人の中では最大勢力でした。
2位 ENFP(運動家)|13.78%
INFPと合わせると、それだけで全体の3割を超えます。結果が出たら、つい誰かに話したくなる——そんな人も多いかもしれません。
3位 INTP(論理学者)|7.19%
ここから急に数字が落ちます。1位・2位とは倍以上の差。
診断結果そのものより、「この4文字で人を分類するという発想はどこまで妥当なのか」のほうが気になった方は、INTPかもしれません。
4位 ISFJ(擁護者)|6.82%
誰かのために裏方に回ることを厭わない人。気づいた人が黙ってやっておく、の「気づいた人」側にいることが多いタイプです。
なお米国の代表サンプルでは ISFJ が最多(13.8%)ですが、この日本のデータでは4位。同じ「MBTIの割合」でも、調査によってここまで違います。
5位 INFJ(提唱者)|6.79%
理想を内側に抱えたまま、口には出さずに人をよく見ている人。
「世界で最も珍しいタイプ」として有名ですが、このデータでは5位です。これについては後ほど詳しく取り上げます。
6位 ESFJ(領事)|6.75%
誰が輪に入れていないかに最初に気づく人。幹事を押しつけられがちですが、実際うまくやってしまいます。
7位 ISFP(冒険家)|6.74%
自分の感覚を言葉で説明するのは得意ではないぶん、作るものや選ぶものにそれが出るタイプ。ESFJとは0.01ポイント差で、ほぼ同数です。
8位 ESFP(エンターテイナー)|6.02%
その場の空気を軽くする役回り。診断結果を見て、当たっているかどうかより先に「これ誰に送ろう」と考えた方は、このタイプかもしれません。
9位 ENFJ(主人公)|5.59%
人の相談に乗っているうちに、自分のことは後回しになっている人。この記事も、誰かに教えるつもりで読んでいるかもしれません。
10位 ENTP(討論者)|5.19%
設問の前提そのものから議論を始めたくなるタイプ。ただし面白がっているだけで、否定しているわけではありません。
11位 INTJ(建築家)|3.70%
物事を仕組みとして理解しようとする人。行き当たりばったりが苦手で、先に全体図を描いてから動きます。
ネット上での存在感に比べると、実際の人数は多くありません。27人に1人です。
12位 ISTJ(管理者)|3.57%
実務を着実に回す人。現実的な判断を重んじ、確かめられることを大事にします。
13位 ESTJ(幹部)|3.39%
物事を前に進める役割を引き受ける人。決めきれない場で最後に「じゃあこうしましょう」と言うのは、だいたいこのタイプです。
14位 ISTP(巨匠)|2.87%
無駄を嫌い、必要なときだけ的確に動く職人肌。説明より先に手が動いています。
15位 ESTP(起業家)|2.62%
考えるより先に動いて、動きながら調整する人。この記事を最後まで読む前に、もう別のことを始めているかもしれません。
16位 ENTJ(指揮官)|2.57%
目標が決まった瞬間に、そこへの最短距離を引きはじめる人。会議が長引くと、いちばん先に痺れを切らします。
このデータで最も少ないタイプで、後述する公式MBTIの日本語サンプルでも最下位(1.9%)でした。
INFJは本当に「最も珍しいMBTI」?
MBTIを調べていると必ず出てくる「INFJは人口の1〜2%で最も希少」という説明。
よく引用される「INFJは約1.5%」という数字は、米国の代表サンプル(N=3,009、MBTI Manual)に由来します。
日本のデータを見ると、状況が違います。
| データ | INFJ の順位 | 割合 |
|---|
| 米国 代表サンプル(N=3,009) | 16位(最少) | 1.5% |
| 16Personalities 日本(N=79,290) | 5位 | 6.79% |
| 公式MBTI 日本語サンプル(N=316) | 7位タイ | 5.7% |
日本語の記事でもこの 1.5% という数字が引用されることがありますが、これは日本の人口比率を示した数字ではありません。
今回確認した2つの日本のデータでは、どちらも ENTJ が最少でした。
なぜMBTIの割合はサイトによって違う?
同じ「日本のMBTI割合」を調べても、サイトごとに答えが違うと感じたことがあるかもしれません。理由は3つあります。
16PersonalitiesとMBTI®は別の検査
日本では16Personalitiesを含む16タイプ診断が一般に「MBTI」と呼ばれることがありますが、正式なMBTI®とは別の検査です。
16Personalities はビッグファイブ(特性論)をもとにした NERIS という独自の指標で、MBTI® はユング類型論が基礎。日本では日本MBTI協会が管理しています。4文字のアルファベットが同じというだけで、理論も設問も採点方法も異なると、両者とも公式に説明しています。
回答者の集まり方が違う
自分で検索して診断を受けに来る人と、無作為に選ばれた人では、そもそも集団が違います。
16Personalities も、オンラインの回答者には I型・N型・F型・T型がやや多く含まれる可能性があると説明しています。上位2つが INFP・ENFP になっているのは、この構成と無関係ではないでしょう。
設問によって結果が変わる
日本のある16タイプ診断サイトが、設問を改訂した前後のデータを公開しています。
| 項目 | 改訂前 | 改訂後 |
|---|
| 回答者数 | 10,820人 | 1,214人 |
| 1位 | ISFJ 17.9% | ISFP 12.9% |
| ISFJ の割合 | 17.9% | 7.4% |
同じサイトで、設問を改訂しただけで1位が入れ替わり、ISFJ の割合は半分以下になりました。
これは「診断が当てにならない」という話ではないと思っています。むしろ、人の性格は、質問の角度がすこし変わるだけで違う面が見えるくらい、グラデーションになっているということなのでしょう。
「日本で一番多いタイプ」という数字も、絶対の真実というより「この角度から聞いたときは、こう出た」というひとつのスナップショットです。
珍しいMBTIほど特別なの?