自分の非を認めないMBTIはいる?人が謝れない理由と、INTJが「謝らない」と言われるわけ
謝らない人をMBTIで決めつけず、謝罪拒否と自尊心の研究、出来事の重さの認識差、効果的な謝罪の6要素から関係修復の方法を考えます。
「自分の非を認めないMBTI」を示す研究は確認されていません。謝れない背景には、自尊心を守りたい気持ちや、出来事を相手ほど重大だと見ていない可能性があります。関係修復では、言い訳を消すことより、自分の担当分の責任を言葉にすることが出発点です。
- MBTIのタイプと謝る行動の関係を直接調べた研究は、当サイトが確認した範囲では見つかりませんでした。
- 研究では、謝らないと自尊心や主導権の感覚が一時的に高まることや、相手ほど悪いと感じていない場合があることがわかっています。
- INTJが「謝らない」と言われるのは、タイプ論でいう高い基準や、自分の理論への確信が外からそう見えるためかもしれません。
- 効果的な謝罪でいちばん大切なのは「責任を認めること」です。
四人で行くキャンプの予約を任された友人が、申込期限を一日過ぎてしまいました。問いかけると、「でも、みんなの返事も遅かったよね」と返ってきます。聞いた側には謝罪を避けたように響き、言った側は事情を説明したつもりです。ここで「この人はINTJだから謝らない」と決めると、予約の話が性格ラベルの裁判に変わります。これは説明のために作った架空の場面です。
当サイトが確認した範囲では、MBTIと謝る・非を認める行動を直接結びつけた研究は見つかりません。タイプは人格の良し悪しや責任感の量を測りません。謝罪を考えるなら、まず「何が起きたか」「誰が何を引き受けていたか」「相手にどんな影響が出たか」「次にどう直すか」に戻るほうが話を進められます。
謝らないと、一時的に自分を守れる
Okimotoほか(2013)の研究では、明確に謝罪を拒んだ人は、そうしなかった人より自尊心が高まりました。つまり、謝らないことで自尊心が一時的に上がる場合があります。自分が主導権を持つ感覚や、価値観を曲げなかった感覚が強まったためです。謝らない態度は、相手への無関心だけでなく、傷つきそうな自分を守る短期的な方法になっている場合があります。ただし、その安心が関係の修復を妨げることはあります。
もう一つは、同じ出来事を同じ重さで見ていない可能性です。Schumann & Ross(2010)の男女を比べた研究では、女性は男性より多く謝りましたが、「悪いことをした」と本人が認識した出来事ごとの謝罪率には男女差がありませんでした。違ったのは、何を過ちとして数えるかです。これは性別についての研究で、MBTIとは別の研究です。INTJ、F型、男性などへ、そのまま結論を移すことはできません。
INTJ・INTP・ISTPの説明は「可能性」に留める
タイプ論では、INTJは懐疑的で独立心が強く、高い基準を持つと説明されます。16PersonalitiesにもINTJの説明がありますが、正式なMBTI®とは別のモデルです。主機能のNiをストレス下で使いすぎると自分の理論を支える情報だけを受け入れ、補助機能のTeを使いすぎると相手の話の筋が通らない部分を批判することがある、とされています。理由に納得するまで謝罪を保留する姿が「謝らない」に見える可能性はありますが、研究で確認されたINTJの謝罪傾向ではありません。
INTP・ISTPの主機能Tiも、使いすぎると正しさへのこだわりや欠点探しにつながると説明されます。強いストレスでは劣等機能Feが前に出て、責める態度や拒絶されたという受け取りになることがあります。それでも、Tは冷たさの尺度ではなく、Fも感情的になりやすさの尺度ではありません。思考と感情は、決定時に何を重視するかの好みです。
4枚の付箋で、説明と責任を分ける
キャンプの四人は、机に「事実」「責任」「影響」「修復」と書いた付箋を置きました。事実は予約期限を過ぎたこと。責任は予約担当が締切確認をしなかったことと、参加者の返信が遅れたこと。影響は希望の場所を取れなくなったこと。修復は別会場を担当者が探し、次回は前日に全員へ確認することです。複数人に原因があっても、自分の担当分まで消えるわけではありません。
言い方は「みんなも遅かった。でも予約確認をしなかったのは自分のミスです。希望の場所を取れなくしてごめん。今日中に二つ代案を出します」のようになります。事情の説明、責任、影響、次の行動が一続きになれば、全面降伏をしなくても修復へ進めます。
相手に届きやすい謝罪の6要素
Lewickiほか(2016)は、要素が多い謝罪ほど効果的と評価される傾向を報告しました。なかでも、責任を認めることが最も大切でした。許しを求めることは6要素の中で効果が最も小さく、言葉だけで「許して」と迫るより、何をしたかを引き受けるほうが中心になります。
| 謝罪の要素 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 後悔の気持ちを伝える | 「本当に申し訳なかった」 |
| 何がいけなかったかを説明する | 「確認しないまま進めてしまった」 |
| 責任を認める(いちばん大切) | 「それは自分のミスです」 |
| 反省を伝える | 「次からは気をつけます」 |
| 埋め合わせを申し出る | 「やり直しは私がやります」 |
| 許しを求める(いちばん効果が小さい) | 「許してもらえますか」 |
この研究は書かれた謝罪文を評価したもので、実際の会話では声の調子や表情、これまでの関係も影響します。表の文を機械的に全部読む必要はありません。まず1つ選ぶなら「それは私のミスです」、もう1つ加えるなら「今日中にやり直します」の2点でも、責任と修復は伝えられます。
謝ってくれない相手に、何を求めるか
相手を「悪い人」と決める前に、確認したい結果を短くします。「謝罪という言葉がほしい」「同じことを防ぐ約束がほしい」「損失を埋めてほしい」では、必要な会話が違います。「私は予約を逃したことが残念だった。次回は前日に確認してほしい」のように、観察できる出来事と希望をつなげます。
一方、侮辱や威圧が繰り返され、安全に話せない関係で対話を一人で背負う必要はありません。距離を置き、信頼できる人や相談先を頼ってください。地域や方法に合う窓口は、厚生労働省の案内から探せます。タイプ説明は、危険な行動を我慢する理由にはなりません。
自分が謝れない側なら、「謝ったら全部の人格を否定される」と感じていないかを見ます。責任は人格全体ではなく、今回の行動の範囲に区切れます。「その部分は私が悪かった」と言えることは、負けではなく、関係を続けるための具体的な選択です。
あわせて読む:厚生労働省「まもろうよ こころ」、『MBTIの全タイプはどのように謝罪するのか』
出典
相談先は、地域や希望する方法に合わせて、厚生労働省「まもろうよ こころ」から探せます。
相性ペア
恋愛テストを試すMBTI Type Guide の編集名義です。記事の調査・執筆・レビュー・翻訳の手順は「編集方針」ページに記載しています。
よくある質問
謝らないMBTIタイプはありますか?+
その関係を直接確かめた研究は見つかっていません。タイプで責任感や人格を決めつけることはできません。
効果的な謝罪で最も重要なのは?+
研究では、責任を認めることが最も重要でした。何が起きたか、どう直すかも合わせると具体的になります。
相手がどうしても非を認めないときは?+
求める修復を具体化し、安全に話せない場合は距離や第三者の助けを選んでください。
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